こんな2ヶ月半でした。

水道・電気のない生活は、2ヶ月半前の僕たちにとっては非現実的生活。
今日の僕にとってもそれは、勿論非現実的。
でもそこにいた間、それは日常のそれでした。
『面倒くさい』の前に、『ここでの日常』をこなさないと生活が出来ない。
それは水道やガスの有無ではなく、『今、生きる場所での日常』を覚悟し、自覚し、こなし、工夫し、失敗し、苛立ち、やり直し、逃避し、やっぱり工夫し、ちょっとは自分に鞭うち、たまにはサボり・・・・・・どこにいても精神的には同じなんやと感じたり・・・・。つまり、おいしい野菜(自分も満足でき、ビジネス的にも成立するのが理想)を作りたい人は、どんな環境でもそれはその人にとって『今生きる日常』なんやなあと感じた。これは2ヶ月半滞在した農場での感想だにゃん。(UCLUELTEのオーガニックファーム)
写真にも写っているけど、ここの農場で僕たちと同じくWWOOFしているフランス人カップルとお友達になりました。日本人とフランス人が英語を使ってコミュニケーションする様は、かなり興味深いもので、ある種の中毒性をおびた刺激が僕の側頭葉にジンジンと。本当にフレンドリーなカップルでアジア人丸出しの僕たちにも笑顔で洋風コミュニケーション(あはははははは)あんたらに出会えて本当によかったです。

今はヴィクトリアというBCの首都の町にいます。ガーデニングが盛んな町で町中が、花・人・酒であふれています。ここカナダは日本のように屋外(日本で言う、お花見のように外で飲酒する)で飲酒することが法律で禁止されており、ワンカップ大関を片手に道端で倒れている人はほぼいません。が、海の近くでは道路に面したお店で、パラソルを広げ自分のプロパティー内に外飲みスペースを作り、洋風ノミニケーションを繰り広げています。観光客の多い季節ということもあり毎日お昼から、ええ感じのプハー顔人間であふれています。たまにはその一味になってみたりして。あと印象深い出来事をもうひとつ・・・。ここヴィクトリアはバンクーバ島の南に位置する町ですが、そこからフェリー(BCフェリー)に乗り35分のソルトスプリング島へ行ってきました。いままでの旅中に何度かこの島の名前を聞き、なんかおもろそうな島であることは知っていました。何がおもろいかって言うとオーガニックとアートとヒッピーで有名な島で、簡単に言うとソルトスプリングという名前がブランド化しており、大げさに言うと『ソルトスプリングという生き方』みたいな感じになっているんちゃうんかなあって、勝手に想像。とりあえずええ感じの島です(小さい島なのでドロドロした所もあるようで、日本のそれと同じやなーーーと思ったり)。宿も何も決めずとりあえず行ってみたのがよかったのか、この島で有名なサタデーマーケット(ファーマーズマーケット)で出会ったこの島在住の日本人のKaiさんの紹介で、これまたかなりのホスピタリティーの持ち主のKenとDallenのお家に2泊させていただきました。あと1泊はレンタカーをかり、Makiの要望でサンライズツアーを決行のため車中泊と相成りました。いや、それにしてもかなりディープな島でありました。必ずもう一度もどってきたいと感じさせる島でした。Kaiさん・Ikueさん・Rumiさん・Ken・Dallen.そして最後にお会いできましたAkiさんとMikiさん本当にありがとうございました。
このAKIさんとMIKIさんはこのソルトスプリングで宿を経営されています。
http://www.shanti.jp/islandretreat/でお店のホームページをチェック出来ます。(Taku)



ヴィクトリア    ソルトスプリング島        サタデーマーケット    シャチ    オーナーと収穫した野菜        ロングビーチ    フランス人はワインとチーズがお好き    アルパカ1    アルパカ2    マッセルビーチ貝ざくざく    オーナーの息子と    我が家        我らの強い見方=薪ストーブ    ナナイモ    


クイーン・シャーロット島のファームを出て、2月24日ヴァンクーバ島へ。メキシコに行った友達にも会いたいし、中米のファームにも行きたいし「まぁー長くて2週間くらいの滞在やな。」と思っていたのに、色んな諸事情(オーナーのDouglasの)のため、気がつくと70日のステイに。ここでの生活で、私達の体は見事にファーマー化され、腕には筋肉、手の平は日焼けで真っ黒、そしてベジタリアン生活のため体内まで改新されたような感じ。そして何より無農薬で野菜を育てるノウハウを本当に丁寧に、厳しく、きっちり教えていただきました。コンポーストと土作り、種まき、水やり、ビニールハウスの作り方、移植、間引き、虫や鳥との知恵くらべ・・等など。本当に興味深く「いつか、ちっちゃい畑がもてたらなー。」とつくづく感じる日々でした。フランス人のGalaadとCandiceは、パーマカルチャ−に興味があり、これもまたおもしろそ〜う!雨に打たれながらのレインフォレストでの生活は、何か「人が自然と共に生きる術」を見せてもらった感じでした。

5月9日トフィーノを出て花の咲き乱れるヴィクトリアへ。町に来て「よっしゃ!メール、メール!」と勢いよく図書館に走りホットメールを見て唖然。。。なぜか私の受信ボックスが完全に消滅。。。。。?!?!?!?!メールを送ってくれた皆様本当にごめんなさい。今はまた同じアドレスで再開してるのでまた連絡お待ちしてます・・・。

そして、これからの予定。当初ヴァンクーバ、ウィスラー、ケローナを周り、またまた東海岸へ、と思っていたのですが、ソルトスプリングス島でかなり満たされ(交通手段はヒッチハイクでOK!みたいな、ほのぼの、自然キラキラ、フーァム島)又、このままじゃいつまで経っても南米に辿り着きそうもないので、とりあえず明日ヴィクトリアから船でシアトルに向かう予定です。その後はバスで南下。メキシコを目指します。プリンスエドワード島のサッチー、Kelti、そしてニューヨークのElaineとDanにも会いたかったし、ソルトスプリング島の農場にも居つきたかったので微妙な感じですが。。。ま〜たね〜カナダ!!(MAKI)