緊急企画 夜風とホタル

ほんま30分ぐらい前、俺とマキとケビン(ダックスフンド)の3匹で
夜のお散歩に行ってきました。
ちょうど雨も上がり、ちょいと夜風にでも吹かれてみようかい感覚です。

家から徒歩2分の所に小川があります。
僕が小学生の頃よく遊んだ小さな川で、この季節になると結構な数のホタルを
見ることが出来ました。
晩飯の時、ちょうどホタルの話をしていて、
「まだ、おるんかなぁ?」って。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
僕ら3匹はお墓の角を曲がり、小川を目指した。
その小川には全長5mほどの橋が架かっている。
ちょうど橋の中腹あたりで、僕たちは真っ暗な小さい流れに目を落とした。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。

次の瞬間、僕たち2匹は声を上げた。

「あっ!」

立ちくらみした時、目の端で点滅する光のように微かな光量。
色は、みどり。

ホタルがいた。

「マキ!ほら見えたやろ!ホタルやで!」
なぜか自信満々にそう言った。
チン毛なんて生えてない頃のテンションで、そう言った。

ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。

ホタルはまだ、いました。

来年は、いるでしょうか?
5年後は、いるでしょうか?
10年後は、いるでしょうか?
20年後は、49歳です。いるでしょうか?
30年後は、59歳です。いるでしょうか?
50年後は、79歳です。生きているでしょうか?いるでしょうか?


ホタルがいなくても、僕は困りません。
ホタルがいなくなる様な、地球環境に僕は困るでしょう。
という事は、
やっぱりホタルがいなくなると、僕は困ります。


チン毛のない頃のテンションは、愛より強し!

さあ!皆さん、チン毛を剃って地球を守りましょう。


ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。
ケビンは、あほ面のままマーキングに必死になっている。